【第2回定例会 一般質問№2 駅ホームにおける安全対策について】
本日は「駅ホームにおける安全対策について」の質疑を掲載させて頂きます(^^)/
昨年、視覚障害のある人が駅ホームから転落した痛ましい事故が相次ぎ、鉄道施設における安全性の向上が求められています。
視覚障害のある人の転落件数はH27年度には全国で94件にも上っています。
京王線千歳烏山駅は、一昨年から準特急が停車したことで、この1年で一気に1日の乗降客数が2千人も増加し、8万人の大台に乗りました。
特に、通勤・通学時間には、狭いホームが人で溢れ、白杖と点字ブロックが命綱の視覚障害のある人にとって、混雑しているホームを移動することはまさに命懸けです。
また、千歳烏山駅は北烏山にある都立の視覚障害特別支援学校に通われる児童生徒も利用をしており、保護者が同行している児童のほか、自立に向け一人で登下校している生徒の方もいらっしゃいます。
京王電鉄は、今年度予算に千歳烏山駅を含め3駅のホームに転落防止固定柵の設置を公表しており、現在京王線連続立体交差事業を進めていることから応急措置としては大変に有効な手段です。
しかし、京王線連続立体交差事業に合わせたホームドアの設置については、明大前駅が示されているもののその他の駅については、現時点では未定となっています。
昨年12月に、国土交通省が「駅ホームにおける安全性向上のための検討会」の中間とりまとめにおいて、利用者10万人以上の駅を優先してホームドアの設置を進めていくとともに、10万人未満の駅についても、視覚障害のある人の利用状況等、優先的な整備が必要と認められた場合には整備を行うことが示されました。
先の都議会でも公明党は、都立盲学校の最寄り駅などに、優先的にホームドアの設置することを求め、それに対し都は鉄道事業者に要望していくことを約し、早速都教育委員会が各鉄道事業者に要望書を提出しています。
このことを踏まえ、3点質問をさせて頂きました!
1点目は、視覚障害特別支援学校の最寄り駅である千歳烏山駅にホームドアの設置を優先的に整備すべきことを求めるとともに、連続立体交差事業に関わる他駅に対しても早期の設置に向けて、区が関係各所に働きかけ、推進していくことを求めました。
2点目は、今年度設置予定の転落防止固定柵について当面の応急措置として早期の安全対策のため、区としての働きかけを求めました。
3点目は、国土交通省はソフト面の安全対策として「駅ホームでの声かけ・見守り促進キャンペーン」を現在実施し、視覚障害のある人への心のバリアフリーの啓発活動を行っています。
一人一人の意識改革も大事な安全対策であり、区が鉄道事業者と協力し、絶対に転落事故を起こさせないための具体的な取り組みを推進していくべきことを求めました!