【予算特別委員会質疑 №5 甲州街道における交差点の抜本的な安全対策について】
今回の定例会および予算特別委員の質疑内容を掲載して参りましたが、最後となりました「甲州街道における交差点の抜本的な安全対策について」を掲載させて頂きます!
先日、甲州街道の烏山総合支所入口交差点について「車と自転車と歩行者が多く、いつも危険だと感じている。大事に至る前に安全対策をしてほしい」と地域の方からお声を頂きました。
JR吉祥寺駅と烏山を結ぶ路線バスが通る烏山通りと甲州街道が交わる烏山総合支所入口交差点は、三鷹方面から千歳烏山駅に向かう多くの歩行者や多くの自転車が集中し、朝夕には交通渋滞に陥っている甲州街道に進入する自家用車なども多い場所です。
現状を調べてみると、この烏山通りの一部が警視庁の自転車対策重点地区・路線に指定されており、毎年行っている自転車定点調査に、この交差点が調査対象の一つに選ばれていました。
この調査の目的は、都内127か所の地点において、自転車の通行台数と自転車利用者の交通ルール遵守状況を調査し、警視庁が自転車の交通安全対策に活用するためのものです。
区内でも4警察署の世田谷、北沢、玉川、成城の管轄内に8か所の重点地区・路線における調査場所で(例えば、三軒茶屋交差点や大原交差点、二子玉川交差点などがあります)毎年調査を実施されており、最新の昨年12月の調査ではこの烏山総合支所入口交差点での通過台数は2385台で、今回もまた数年遡っても毎年の調査で区内で一番多い数字となっていました。
この現状を知り、長年この街に住んでいる私自身大変に驚きました!
調査時間・方法も限られているため全ての数字ではないかも知れませんが、実態把握の数値として十分判断出来る調査内容です。
また、世田谷区自転車等の利用に関する総合計画に記載の(H25年度の調査)
区内駅への自転車乗入台数が一番多い駅がだんとつ京王線千歳烏山駅5661台、次に小田急線成城学園前駅の3862台となっていました。
駅への自転車乗入台数は、駅乗降客数だけでなく、駅の利便性、駐輪環境の整備状況などに加え、公共交通不便地域も要因の一つになっているとのことで、まさしく烏山地域の課題現状が数字に表れています。
安全対策には様々な手法があり、給田交差点のように歩車分離式信号機は交通事故防止に大変有効な手段です。
その一方で烏山通りについては路線バスも走っており、渋滞の可能性を秘めています。
それぞれにメリット、デメリットがあり、簡単に判断出来る事は出来ません。
そのことから、区が警察や国道事務所等と連携し、人や自転車が集中する要因の現状の調査や人々の動線も含め抜本的な安全対策を図るべきと考えます。
総合的な観点から調査研究をして頂き、安全対策を講じて頂くことを求めました!
区民の皆様が安全安心な暮らしが出来るよう、これからも全力で取組んで参ります。