【第1回定例会 一般質問№1 リバース・エデュケーションの推進について】
先月2/23に一般質問に立たせて頂きました。
質問内容を項目ごとに掲載して参ります!
本日は「リバース・エデュケーションの推進について」です。
以前、車いすを使用している障がいのある方から「日常の社会の中で、障がい理解が進んでいない悲しい場面に出くわすことがある。大人たちの教育を進めてしてほしい」との切なる声を頂いた事があります。
日頃、私自身も感じていることでもあり、社会全体の障がい者理解がまだまだ進んでいない現状があります。
しかし、大人は偏見もあり、固定観念から抜け出せない場合が多く、また現代の人たちは少し忙しくなりすぎて、周囲の人や出来事に関心が薄らいで思いやりの心が欠けてしまっているとある専門家は話しています。
その反面、子どもは非常に素直なので、障がいがある人と触れ合う機会の中で、例えば障がい者スポーツなどを見ただけでダイレクトに理解でき、意識を変えることができるとして、国際パラリンピック委員会では、教育現場での障がい者スポーツ体験や交流会を「リバース・エデュケーション」と呼び、推奨しています。
そのリバース・エデュケーションは、子どもが父母や祖父母を教育することで、子どもたちが選手と一緒に競技を行ったり、対話することで、様々な気づきや感動など、学んだことを家庭で話したり、親を誘って試合観戦に訪れるようになることなど、子どもが親を教育し、周囲の大人の意識が変るとの考え方です。
共生社会の実現のため、心の壁を取り除く「心のバリアフリー」を進めるために、小中学生への教育が大変重要で、簡単に変わらない大人の意識を「リバース・エデュケーション」で変革していけると言うのです。
また、文部科学省は先週公表した小中学校の次期学習指導要領に初めてパラリンピックを位置づけ、オリンピック・パラリンピック教育の推進が明記されました。
そのことから、区としてパラリンピック教育の充実を推進していくことが大変重要だということを訴え、また「リバース・エデュケーション」を障がい者理解の一つの要素として位置づけ、東京2020大会を出発点と捉え、小中学校教育に取り入れることを区に求めました。
明日3/23は、予算特別委員会の最終日となり、補充質疑に引き続き、来年度予算の採決となります。
予算特別委員会の副委員長を仰せつかって参りました16日間の最終日を最後まで滞りなく運営して参ります!