【2019年度 第1回定例会 No3 配慮を要する児童・生徒の支援について】

配慮を要する児童・生徒の支援について(インクルーシブ教育)

●臨時職員である支援要員について
通常学級の学校包括支援員の補完的な位置づけとなっている支援要員の確保は、これまでも議論となっていますが、原則学校が行っており、校長や副校長に大きな負担となっています。
また、支援要員は、児童・生徒の介助や安全管理の手伝いとの位置づけで、障害理解等の研修など学びの場がありません。
臨時職員とはいえ、人間教育に携わる人として、一定のスキルを持ち、児童・生徒に関わることは重要ではないでしょうか。
八王子市では、特別支援教育の充実を図るため、区でいう学校包括支援員や支援要員となる人的支援を有償ボランティアの学校サポーターとして活躍を図っています。
そして、この学校サポーターの募集・登録・研修制度の導入や有償ボランティアにも関わらず、学校サポーターの支援力向上を目的とした育成講座の受講で認証学校サポーターとしての活躍の場を取り入れるなど、学校任せではなく教育委員会自ら人材確保やスキルアップに取り組んでいます。

1点目の質問
支援要員が児童・生徒に寄り添えるよう講習会等の研修の機会を提供し、障害理解のスキルアップを図るべきと考える。
→答弁
今後は、障害理解や個人情報保護など、業務に必要な基本的知識等を掲載したリーフレットを作成し、学校を通して全ての支援要員に配布するなど、スキル向上を図ってまいる。

2点目の質問
八王子市のような人材確保ために登録制度や認証制度の導入を推進できないか。
→答弁
八王子市の認証学校サポーター制度のような取り組みは、人材確保のみならず、スキルアップにおいても有効と考える。
新たに整備する教育総合センターで講座を実施するなどの取り組みを検討してまいる。

●自閉症・情緒障害特別支援学級の固定学級について
来年度、区立中学校28校の特別支援教室の開設が予定され、充実した支援を期待するところです。
その一方で、週のうち2~4時間程度の支援教室の授業では、成果をあげきれない発達障害等の児童・生徒のための固定学級の開設を求める声も頂いています。
区は、小中学校の自閉症・情緒障害特別支援学級の固定学級を2021年度の開設を目指しており、多くの課題に向けた検討を行っていると伺っています。
昨年末、H29年に開設された豊島区立南池袋小学校の自閉症・情緒障害特別支援学級の固定学級である「けやき学級」を視察させて頂きました。
当日は4人の児童が、小グループ・個別指導の自立活動を、振り返りの作業を繰り返しながら、子どもらしく生き生きと学習していた姿が印象的でした。
中には、困難を抱える我が子に親の方が疲れ果て、登校させることを諦めていた児童をけやき学級の開設により、引き上げられたケースもあったと伺いました。
指導者の方々の工夫で自立に向けた成果が出ている様子を伺い、大きな希望を感じてきました。

質問
区の様々な課題を踏まえ、開設に向けての現在の進捗状況を伺う。
→答弁
世田谷区では初めての取り組みであることから、今年度は教育課程の編成や評価の方法、就学相談のあり方、教室環境、指導方法、人的支援体制、医療・福祉との連携などを検討してきた。
検討を更に加速し、インクルーシブ教育の推進に向け、積極的に取り組む。