【決算特別委員会質疑 №1 乳がん検診の受診率向上について】

今月開催されたH27年度決算特別委員会で質疑しました内容をご報告させて頂きます。
まず始めに、乳がん検診の受診率向上についてです。

一生のうちに乳がんを患う日本女性は、現在約12人に1人と言われています。
私自身もその1人で、10年前の子育て真っ最中に罹患し、闘病の経験をしました。
また、私の周囲でも乳がんで苦しんでいる方々が、本当に多くいらっしゃいます。
乳がんで苦しんでいる方々の姿を目の当たりにする度、早期発見・早期治療のためにも何としても一人でも多くの方に検診を受けて頂きたい。
そんな思いから、質問させて頂きました。

乳がんが原因で亡くなられる方は、2013年には13000人を超え、1980年当時と比べて約3倍にもなっています。
世田谷区においては、毎年約100人近くの方が亡くなられ、全国や東京の死亡率よりも高い現状です。
乳がんは30代から増加しはじめ、40代から50代でピークを迎え、育児や家事、仕事のため、自分のことは後回しになってしまう、そんな時期に罹ってしまうため、その若い世代の家族が抱える辛さは余りあります。
しかし、乳がんは早期に治療をすれば、9割以上の治癒の可能性があるのです。
早期に発見するために受診率をアップさせる事が重要です。
そのためには受診しやすい環境を更に整えていく必要があるのです。
我が党では、これまで、がん対策は勿論のこと、女性のがんの受診率向上に向けても議会で取り上げて参りました。
世田谷区では、これまで40歳や2年前の受診券発送履歴がある方に限定して受診券を送付していましたが、今年度から個別勧奨の強化として、40歳から64歳までの受診対象である偶数年齢の方、全員に送付するように改めることになり、受診率向上に向け一歩前進しました。
しかし、様々な対策で実際に以前と比べ受診率がアップしてきたものの、まだ区の掲げている目標には届いていない現状があります。

ここで質問しました。
質問➡未受診者に電話や郵送で再勧奨をするリコールが大変有効と考える。
答弁➡区としても効果的な手法のひとつとして認識している。
地区医師会や世田谷保健センター等の関係機関と連携を図り進める。

未受診の理由に「忙しい、時間がない」との声が非常に多く、土日や平日夜間に受診を求める声もあります。

質問➡土日や平日夜間枠の拡充をし、受診の選択肢を増やすべき。また、保健センターで実施されている月曜の夜間枠ある事自体、区が郵送している乳がん検診の案内では認識出来ない。利用者に分かりやすい表示に改めるべき。答弁➡休日や平日夜間の検診など受診しやすい環境の整備の重要性は認識している。医療機関等の案内表記がわかりづらい面は来年度より改める。

質問➡陰性者に対しては、検査結果を郵送で通知するなど、簡易体制を進めるべき。答弁➡地区医師会と改めて協議する。

また、未受診の理由に、いくつになっても検診自体に抵抗がある、との声もあります。
豊島区では、乳がん検診のお知らせに、女性医師がいる医療機関や区でマンモグラフィ検査は女性技師であることなどを明記しています。
質問➡このような情報ひとつで受診のハードルが下がる可能性があり、受診率向上に繋がると考える。
答弁➡女性が受診しやすい環境の整備の重要な課題と捉えている。
案内の手法は、地区医師会と協議する。

最後に、若い世代の乳がんについてです。
乳がんは20代で罹ることもあり、30代から増加してきます。
出産年齢が高くなってきている現在、妊娠中に乳がんに罹るケースも増え、今後の課題でもあります。
しかし30代以下の方は、母乳を分泌するための乳腺の密度が濃いことから、エックス線で撮影するマンモグラフィでは、乳がんを見つけづらい現状があります。
そのために日頃からの自己チェックが非常に大切で、自分が意識を持つことで、乳がんは自分で気付きができるのです。
質問➡20代30代の若い世代に向けた具体的な乳がんの啓発やセルフチェックの仕方など、意識啓発のための工夫をすべき。
例えば、区のHPに乳がん検診のお知らせと共に、若い世代が興味を引くような工夫で情報を掲載したり、子育て中のママ達が日頃から目にする子育てアプリに掲載するなど、意識啓発を図っていくべき。
答弁➡多く若い女性区民に啓発出来るよう普及啓発の手法等を検討していく。

今月は、乳がん撲滅のピンクリボン月間です。
また、3月には女性健康週間があります。
このような時に、女性のがん撲滅に向けてPRを行うなど、区民の啓発に取り組んで頂きたいと最後に要望し、乳がん検診の受診率向上について質疑を終了しました。